自転車や原付の盗難は火災保険で補償される!?
- 2018.03.19
- 火災保険
自転車や原付(原動機付自転車)を盗難された経験がある方は多いのではないでしょうか?しかし、自転車や原付の盗難に備えて保険に加入している方は少ないと思います。
実は、自転車や原付の盗難に備えて保険に加入していなくても、家財を対象にした火災保険で補償される可能性があります。
1.自転車、原付の盗難は火災保険で補償される?
自転車や原付に対して盗難保険に加入している方は少ないと思いますが、家財(テレビや冷蔵庫、衣服など)を対象とした火災保険に加入されている方は多いと思います。
自転車や原付(総排気量125cc以下のバイク)の盗難は家財を対象とした火災保険で補償される場合があります。
最近の火災保険は補償範囲が広く、盗難の損害も補償される商品が一般的になってきています。自転車や原付を自自宅敷地内の駐輪場に置いていて盗難に遭った場合などは、補償対象となります。
また、同居のご家族の自転車や原付の盗難についても補償されます。
ただし、自宅敷地外での盗難、例えば、駅まで自転車に乗って行った際に駅の駐輪場で盗難に遭ったという場合には補償の対象とはなりません。
なお、盗難が補償されないタイプの火災保険もあります。火災保険の補償内容をご確認ください。
2.携行品特約で自転車や原付の盗難は補償される?
自宅から持ち出した家財を補償する「携行品特約」を火災保険にセットした場合、外出先での自転車や原付の盗難が補償対象となるでしょうか。
残念ながら補償の対象とはなりません。「携行品特約」では、自転車や原付はそもそも補償の対象とはなっていません。よって、「携行品特約」をセットしていても外出先での自転車や原付の盗難は補償対象とはなりません。
まとめ
自転車や原付の盗難が補償されるには、家財を対象とする火災保険に加入している必要があります。建物を対象とする火災保険では自宅敷地内での自転車や原付の盗難は補償対象とはなりませんので、ご注意ください。
なお、家財を補償対象とする火災保険に加入していれば、賃貸のマンションやアパートなどに住んでいる場合でも、その敷地内の自転車や原付の盗難が補償されます。
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